Atelier “T”

2019年2月23日、東京オペラシティ・リサイタルホールにて
アンサンブル・ノマド第65回定期演奏会の舞台デザインをさせて頂きました。
讃美歌や聖歌、祈りや儀式における旋律など、世界中の宗教的背景を持つ様々な作品が集められた内容でした。
宗教や国境、時代、また、クラシックや現代音楽など音楽のジャンルをも超えた個性的なプログラムに挑みました。

J.S.Bach『ミサ曲ロ短調：キリエ』からはじまる前半は、
厳粛で整然とした様相を光と造形で表しました。

蝋燭の灯がもたらす光の世界と照明効果により、光と影の世界を作りました。

幕間にフラワーデモンストレーションを行い、変化を加えました。
バリエーションの広い奇抜な楽曲が集中する後半は、
それらすべての世界が混ざり合った、混沌とした世界を表現しました。