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ギャラリー

モナコ Gallery Carré Doré 展示作品

この度、2014年9月23日から10月7日まで、モナコ公国 Gallery Carré Doréにて、
日本画家の中村哲叡先生、書道家の中澤希水先生と共に展示会を開催させて頂くことになりました。

私にとって海外での展示会は初めての試みです。
今回、制作しました作品は、日本の古代の布に、日本伝統工芸の金具装飾、塗り、鎌倉木地などの様々な伝統技術を
一つ一つの作品に込め、デザイン、制作を致しました。

この様な作品のスタイルは日本でも大変珍しく、
また欧州のギャラリーで、こういった作品の展示が行われたことは前例がないそうで、
私自身、この初の試みをとても楽しみにしております。

NO.1「雲海」

この飾り箱は、表面を覆う生地に江戸時代の掛け袱紗が使われている。この袱紗には日本の伝統的な技法である絞り、刺繍、水引などの装飾がされている。

箱のまわりの金具装飾は、蓋の側は雲、箱の側は波を模している。この金具飾りは、名古屋城の本丸御殿の装飾を手がけた職人の技術である。

NO.2「百花繚乱」

この三段の箱には、着物の帯が使われている。
全体的な箱の形状が、緩やかな丸みを帯びており、生地の柔らかさを表現している。箱の内側は銀色の塗りが施してある。

NO.3「松風」

この箱は、家紋の入った着物が使用されている。
蓋にはうぐいす色の組紐が飾られている。箱の内側もうぐいす色の塗りが施されている。

NO.4「紫電」

この箱に使われている古布は、古代の僧の僧衣である。内側は朱色の塗りが施されている。蓋は朱色の組紐で飾られている。

NO.5「舞扇」

この箱は、昔の晴れ着に使われた帯の布が使用されている。扇や鳳凰、松など、縁起の良い象徴が多数描かれている。

NO.6「亀甲模様と古代模様」

古代の布を使用した亀甲模様と古代模様の文箱。
それぞれ羽織の紐を使用した。
内側は茶色の塗りが施してある。

NO.7「平家蝶家紋之図」

このパネルは、家紋として蝶がデザインされた掛け袱紗に金具の装飾を施したものである。
中央の蝶の部分はブロンズで装飾されている。天は日本古来の描写による雲で、下は蔓に牡丹が咲いている。

NO.8「平家蝶家紋之図」

このパネルは、家紋として蝶がデザインされた掛け袱紗に金具の装飾を施したものである。
中央の蝶の部分はブロンズで装飾されている。天は日本古来の描写による雲で、下は蔓に牡丹が咲いている。

NO.9「剣酢漿草家紋図」

このパネルは、剣酢漿草(けんかたばみ)の紋の周りに、金具装飾を施したものである。

NO.10「月」

この屏風は、日本古来の月や雲、山々の描画法を用いて、金属装飾で屏風に風景を表したもである。

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